カイゼン・ジャーニーを読み終えた

 

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

 

 1か月と少しかかったが、カイゼン・ジャーニーを読み終えた。週末しか読書の時間は取れなかったので、時間はかかってしまったが、ストーリー自体が面白かったので、週末、実家にまでもっていって、読むくらい、没頭して読んでいた。

私が一番良いと思ったのは、現場で改善したいことがあるけど、様々な事情でうまくできてない、社外の勉強会に行くとみんなキラキラしてるように見えるのにー、なんでうちの現場は、、、とモヤモヤする、という身に覚えがある人が多そうなことが取り上げられていることだ。

私も、同じような境遇だったこともあるので、共感するところがあった。

心に残ったと思ったこと

  • 自分から始める

今の自分の周りに変えたいところがあって、でも、思ったようにうまくできていないとき、私はよく、社外の勉強会やSNSでほかの人の事例を聞くことで、ヒントを得ようとする。その時はテンションが高くなり、やる気も高まるが、現実との落差にうーんとなる。まさに、この本に書いてある通り。

イベントや勉強会に行って、良い話を聞いて意識を高めて、そして現場に戻って、現実と向き合い、またモヤモヤし始める。

でも、結局、自分で何かしないと、永遠に周りは変わらない。しみじみ考えると、その時は分かった気になるけど、日々の諸々に追われると、この原則を忘れそうになる。

頭に植え付けるために、ここにも上げておく。

  • 二人ならもっと変えられる

実はこの言葉が一番心に残っている。一人で何か新しいことをしているときは孤独で、自分がやっていることに対して、だれもかれもが無関心なように錯覚してしまう。そのせいで、無駄なストレスやいらだちを感じてしまう。

一人だけでもいいから、興味を持ってくれる人を探すのが大事。

だから私は、誰かが一人でとりあえず何かやろうとしているときには、とりあえず、なんかの反応はするように心がけている。

一人より二人の力は強い。

 

  • 遅すぎるということはない

自分の中でのいまさらやっても、、、という弱音や、他者からの批判やネガティブな反応に対して、自分を鼓舞するために、心に刻んで思い出すようにしたい。

 

取り入れようと思ったこと

知っているものもあれば、初めて知ったプラクティスがあった。

取り入れようと思った、プラクティスを記録しておく。

  • 現場のDiffをとる

 勉強会などで、事例を知るとすぐに自分の現場にあてはめたいと思ってしまうのだが、置かれている状況が異なるから当然、そのまま適用できない、という話。

 思えば、開発成果物や提案資料の作り方を知りたいというときに、何を何のために書くのか、という情報よりも、サンプルや事例を欲しがる人が多い気がする。サンプルや事例を基にしたときに、結局、それらが作られた時の意図を把握しないと、今回自分が書きたいことを書くのが難しいから、経緯や状況も含めて事例を参考にしないといけない。でも、そういうことをわかってるよーといいながら、わかってない人が多い。。。

 

  • 期待マネジメント

チームで仕事をすると、メンバー同士のちょっとしたいざこざは、良く起きる。「こんなこと当たり前でしょ」「xxさんはxxxをやってくれるとおもってたのに」みたいな話である。その仲裁をするのが苦手で、大きなストレスになってしまう。

この考え方を使って、個人個人の価値観や周りへの期待をざっくばらんに話せるようになると、今よりはよくなるかもなと思った。

 

  • モブプログラミング(モブ〇〇〇)

プログラミングに限らず、ほかの活動についても、適用できると思った。悩む時間を減らすという発想はすごく良いなと思った。教育という目的で、経験の浅い人に一人で考えてもらう、ということしかやってなかったのだが、別に一人で悩んでもらわなくても、教育はできるんじゃないかな、と思うようになってきた。むしろ、作業を共有することで状況の可視化、一人のひとが作業の責任を負うことのストレスをなくす、悩む時間の削減、誰かが休んだ時のフォローしやすさ、といったメリットのが多い気がする。

ただ、私の現場だと、マネジメントに認めてもらうのは時間がかかりそうだ。1人でできることを複数人でやってるように見えちゃうから。勝手にやれる範囲で勝手にやろう。

まとめ

周りの人たちがみんな読んでいたという理由だけで、読み始めたのだが、今後の自分の行動に活かせそうな考え方が書かれていた。心が萎えそうなときには再読しよう。

 

以上、初めての読書記録を書いてみた。ここに書くことで、次のアクションに行かしたいことが整理できたのでよかった。

 

ちなみに、今は、「Fearless Change」を読みはじめている。もっと早くからやればよいのだが、メモを取りながら読んでいる。こちらも、そのうち、読書記録を書く。

 

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