やりたい仕事と人から求められる仕事

 「自分がやりたい仕事」と「人からやってほしいと求められる仕事」のどちらを選ぶだろうか。前者は喜んで仕事をするだろうし、後者は人から喜ばれる。悩ましい。たいていの場合、両方を満たすオーダーは来ない。

 先日、手掛けている仕事が終了する見通しのため、次の仕事というか役割の打診を受けた。これが「自分がやりたい仕事ではないけれど、たぶんできる」かつ、「今の会社のビジネスにとって自分がやりたい仕事よりも大事」で「やれる人が少ない」仕事だった。内心、ちょっとちがうなーとは思ったものの、肯定的な返事をした。これまで自分のやりたいことに対するこだわりはあるほうだったので、自分としては意外な対応だった。

 自分なりに掘り下げてみたところ、信頼残高のほうが大事とか、喜んでもらって次の仕事は自分のやりたいことを、みたいな下心はあるけど、一番大きいのは、自分がやりたいことってそんなにこだわる必要あるんだっけ?と思えるようになったたこと。明らかに自分として駄目なこと苦手すぎることじゃない限り、話に乗ってもいいのでは、と思うようになった。

いいことなのかどうなのか。いったん、話に乗ってみることにする。どうなることやら。